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ミーハーに

(2008-12-28)
年の瀬の全日本フィギュアも終わってしまいました。がっくり。女子フリーしかみれなかったのですが(録画装置のないうちなので)、村主さんが1位で、真央ちゃんが2位。中野友加里さんは、SPが1位だったのに総合で3位にも入れず、世界選手権にも四大陸にも(昔は四大陸と世界選手権を選手をばらしてたのに)出られず、気の毒でした。ショートで1位じゃなければ、プレッシャーも掛からず、結果は違っていたかもなぁという気が。

しかし、採点を厳しく採ったとはいえ、真央ちゃんがトリプルアクセルを二回飛んだオリンピック選考の年も、今年も、村主さんが真央ちゃんを抑えて、トップ。素人なのでよくわかりませんが、村主さんは、全日本は強いですねぇ。オリンピックの枠採りが掛かった世界選手権なので、みんな頑張ってもらいたいです。

関係ないですが、最近、女性週刊誌を買っていません。結構立ち読みで済ませてる。広告が多すぎて、内容がスカスカで、あまり読むところがないのが原因ですが、皇室記事が魅力ないのも一因かも。今まで女性週刊誌は、日本の芸能記事、韓流スター、皇室の3本立てでしたが、そのうち後ろ2本がくじけて、マンガを増やしていて、本当にスカスカに。

皇室記事は、雅子さんが静養中で、記事にしようがないんですが、どうしても雅子さんが出てくるときは、バッシング記事。「皇太子妃失格」とか「実家で引き取れ」とかいう記事をみてると、結局「男児を産まなかったということで、ここまで叩かれているのか」という気持ちにさせられ、気分も悪く、皇室への関心そのものが失われている気がする。雅子さんが乞われて皇室入りしたときは、「ここまで頼まれて皇室入りすれば、バッシングされることもないだろうなぁ」と思ったものだが、外れましたね。他の宮家にだって、半分は子どもがなく、40年間、男児なんて生まれてこなかったのに、追い込まれて病気になったひとが、あそこまで叩かれてしまうと、「旧家の嫁叩き」みたいで、若い女性の関心は呼ばないと思います。ミーハーな気持ち自体をもちようがない。

家族争議が表に出てくるなかで、「マイホームパパ」と呼ばれてバッシングに耐えている皇太子の株だけが、逆説的だけれども、辛うじてひとびとの関心を皇室につなぎとめている気がする。いろいろな思惑はあるのだろうけれど、旧家の内紛はみせないほうが、皇室への敬愛が失われないような気がします(ネオリベラリズムのもとで、皇室の存在自体が、微妙なものになってきている時期なだけに)。

女性週刊誌の変わりといっては何だけど、アメリカにいるときに楽しみにしていた『in Touch』とか『People』とかの日本版のハリウッドセレブゴシップ専門誌が続々と創刊されていて、面白いんだけど、今後どうなるのか、興味津々。ハリウッドゴシップがどこまで日本人に受けるんでしょうか? いろいろなプロダクションの思惑とかから自由だし、あちらの雑誌をぱくればいいだけなので、作るのは楽だと思うけど。目が離せません。





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リブ新宿センター資料集成

(2008-12-18)
今日は授業で、日本の60-70年代の運動について話しているうちに、『読書人』の回顧で、絶対に『リブ新宿センター資料集成』を紹介しようと思っていたのに忘れてしまったことに気がつきました。すみません、残念…。

リブ新宿センターの部屋に残っていたビラを一枚一枚調べ、連絡をとりながら掲載許可を貰うという地道な作業のおかげで、わたしたちが今見ることができるのは有難いことで、頭が下がる思いです。かえすがえすも、残念…。というわけで、せめてブログに書いておきます。




徒然なるままに

(2008-12-18)
年度末に近くなってきたので、先生も走っています。12月をすぎても、まだ走っている予定、だろうなぁ・・・。

試験が1月なので、そろそろ試験問題を作らなくてはならないのですが、どうしましょうか? 基本的には、授業をきちんと聞いているだけで、100点を取れるはずの問題のつもりなんですが、今まで100点はいないですね。どうしてなんだろうなぁ・・・。難しいですか? できる人はできるし、できない人はできない、と二極化してしまいます。

卒業論文には副査がついて審査をするのですが、わたしはまだゼミ生をもっていないので、28本他の先生のところで書かれた論文を読むことに。ますます計量研究の勉強の必要性を感じる昨今です。

あと今年度は、来年度のNHKの高校講座『倫理』の取り直しの年。以前は、ラジオだったので、マニアックなひとしか聞かなかったので気が楽だったんですが、今はネットでいつでも聞けるので、またプレッシャーが・・・。実は、録音してから一度も自分の放送を聞いてないのですが、一度ちゃんと聞いて反省点を直してから、録音したほうがいいんでしょうね、と思いつつ、自分の声に向き合う勇気がありません。あああ・・・。

科研費が今年度で終わりなので、必要な文献を吟味して、残っているお金でできるだけ本を買いたいと思っています。次にいつもらえるかわからないし。それもやらないとなぁ。何かお薦めの本はありますか? 

週刊『読書人』の年末の回顧の「女性学」のコーナーを書かせていただきました。よろしければ御笑覧ください。本当はもっとたくさんの本を紹介したかったんですけど(&わたしの知らないいい本もたくさんあったんでしょうけれど)。今年発行された関連図書の検索でお世話になった図書館の司書さん、有難うございました。


堺市のボーイズラブ本排除について

(2008-12-03)
堺市の図書館で、ボーイズラブ本の排除が問題になっているが、そのリストを見せてもらった(ウェブでも公開されています。よろしければチェックをどうぞ。でもものすごく重いです)。その感想。

***

個人的には、表現の自由は、ある一定の制限のなかで、守られる価値であると思っている。ある一定の制限のなかで、という譲歩をつけるのは、表現は無制限に守られるべきものではなく、ある表象が他者を傷つけないかぎりにおいて守られるべきだと思うからである。

つまりこのボーイズラブ排除が、性的マイノリティからのある種の表現にかんする抗議としてなされたのであるならば、無制限に表現の自由を主張することは、できないだろう。しかし、排除の理由が、「性的な表現が含まれるから」であるというのであれば、首を傾げざるを得ない。性的な表現は、図書館のなかに満ちており、それらは許容できるが、ボーイズラブだけが駄目であるとしたなら、問われるべきは、「同性愛表現を許容できない価値観」のほうだと思うからである。

この前提を踏まえたうえで、リストをみたときの感想は、やはり排除の基準がよくわからないというものであった。例えばリストには、鹿住槇さんや桜木知沙子さんの作品が多く含まれているが、これらの作家は、どちらかといえば、かなりソフトな古典的少女漫画タッチの作品を書くことで知られている。桜木さんの『金の鎖が支配する』という作品もしっかりリストに入っているが、これも性描写が出ていて桜木さんにしては珍しい挑戦だと思った記憶があるほどで、その他の作品は、家族の絆や愛情や信頼とは何かを問いなおし、ときに息苦しいほど「倫理」をみつめようとする、どちらかといえば「保守」といえなくもない作品群である。これらの作品も排除されるのかと知って、正直にいえば、驚きを禁じえなかった。

また鹿住槇さんは、昔の少女小説タッチのソフトな作品を量産される作家で、性表現の厳しいアメリカでも漫画化された作品が翻訳されている『ヤバイ気持ち』(英訳『Desire』)などは、相手への性的関心から先に関係を結んだ高校生が息苦しさを感じ、心の絆を結びなおすという、男女であったら性教育の教科書として使われてもおかしくないような作品である。その他の作品も総じてソフトで性表現も過激ではなく、鹿住さんの作品に男性同性愛が描かれている以外の排除される理由が見当たらない。

また割を食っていると感じられたのが、榎田尤利さんである。榎田さんは、ボーイズラブとファンタジーを描く作家でもあるのだが、どれもこれも駄目という状態である。『普通の男(ひと)』などは、自分のことを「普通」であると思っていた男が、同性を好きになるという「異常」な事態に驚き戸惑うという過程が丹念に描かれており、セクシュアリティの理論書のような趣がある本である。次作の『普通の恋』でふたりが結ばれ、『普通の男』にはほとんど性描写はなかった(ように記憶している)。これも駄目なのか。また、魚住くんシリーズも、排除されている。魚住くんシリーズは、傷つきやすい魚住くんが巻き起こす青春物語で、1巻ではまったく性描写は出てこない。なぜ1巻という限定をつけるかといえば、2巻以降は、あまりの高値に入手を諦めたからである。現在はすべて絶版であり、12月2日現在、某サイト(アマゾン)の中古品で、最終巻は最低でも3200円、最高額で5000円で取引されている。

ボーイズラブのように消費財的に読まれ、あっとうい間に消えてしまう作品こそを保存することこそが、図書館の使命ではないのか。桜木さんの作品など、ほとんどを読んでいると思っていたが、排除リストに入っているものには、知らないものもたくさんあった。絶版となり、ネットの中古市場からも消えてしまった作品は、図書館がなければ、実際にはまったくといって入手不可能となっているのが現実である。男性同士の恋愛を描いているという理由で、排除するにはあたらないのではないか。

また秋月こおさんの『フジミ』シリーズ、『要人警護』シリーズ、『ロマンセ』シリーズなどは、どれも排除の対象であった。権威主義的なことをいう気はないが、秋月さんは、別名で児童文学も書かれており、熊本市議も務められた方である。『フジミ』シリーズは、わずかながら性描写こそあるものの、基本は優れた音楽家を目指す二人の成長譚であり、栗本薫さんは「少女マンガ的構造」をもつ物語であると論じている。この評価は同意できるものであり、決して過激なポルノなどではない。またロマンセシリーズなどは、性描写も少なく控えめであり、平安時代を舞台としたスリリングな作品に仕上がっている。他にも、たけうちりうとさんの『薔薇とボディガード』シリーズやごとうしのぶさんの『タクミ君』シリーズなど、すぐれた長編が排除の対象になっているのは、いかにも惜しい。

製造業で働く男たちのロマンを中心にすえた、烏城あきらさんの『許可証をください』のシリーズも排除の対象であった。また人間味あるドラマを描くことで定評のある木原音瀬さんの作品も、絶版になった作品も多いにもかかわらず、排除の対象である。これらの作品に性描写がないとはいわないが、軽い味付け程度のものであり、この程度が排除の対象であるというのだったら、ボーイズラブ以外のほとんどの作品が排除の対象となるのではないかと思われる。

そもそも、ボーイズラブは作家買いが難しい珍しいジャンルである。というのは、どの出版社のどのノベルズから出るのかという、ノベルズに作品のテイストが大きく規定されるからである。堺市のリストを見ると、上位から、角川ルビー文庫、リーフノベルズ(倒産)、白泉社花丸文庫、講談社X文庫、Beboynovels、徳間書店キャラ文庫、小学館パレット文庫、集英社コバルト文庫と大手の出版社の性描写も大人しい作品ばかりであり、(個人的に)ポルノ的な作品が多いと思い浮かぶプリズム文庫などは、2冊(3冊?)にすぎない。つまりは購入の際に、購入図書がかなり吟味されたうえで、決定されていたことが伺える。

これらの作品を、ただ男性同士の関係が描かれているという理由で、図書館から排除するのは、いかにも行き過ぎであると思われる。




ふざけた注の1:フジミシリーズが排除されたのは、攻めの圭がオヤヂ臭かったからなんでしょうか。ワーグナーに問題ないとはいわないけどさw。
ふざけた注の2:リーフノベルズが多いけど、正しい日本語表現という意味では、リーフは酷かったですね…。
真面目な注の3:最近は購入のピークは過ぎていて、新しい作品があまりありません。
ふざけた注の4:烏城さんの許可証シリーズ、好きなのに。次の巻を早く読みたいです。
ちょっとふざけた注の5:小遣いも乏しい高校生などにとっては、図書館はありがたい存在だと思う。ものがものだけに、個人的に貸し借りする仲間を作らないかぎり、他では絶対に読めないから。これだけ性経験も低年齢化しているのに、リストにある程度のソフトな性描写のどこが問題なんでしょう。結局、ボーイズラブ、腐女子キモッってことなんでしょうか。
真面目な注の6:間違っているところなどあったらご指摘ください。
真面目な注の7:ピアス文庫も過激でした(20冊)。


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千田有紀

Author:千田有紀
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Tokyo日記より引っ越しました。よろしくお願いします。 管理人は、千田有紀です。学歴職歴などの経歴はこちらを。今までの著書、編著論文翻訳事典ほか時評ほか書評学会発表研究助成活動は、それぞれクリックしてください。カテゴリーの業績一覧をクリックしていただければ、もっと早いです。 前の日記で書いたBLスタディーズは、こちら。ほかの方にも取りあげて戴いたので、リンクをはっておきます。 業績などの一覧は大学のHPでも見れます。こちらのほうがきちんとまとまっております。
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日本型近代家族―どこから来てどこへ行くのか
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日本の近代家族について。ここ10年ほど書きためたものと、1990年代以降の変化を踏まえて日本の近代家族をどうとらえればいいのかの書き下ろし。
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いちおう上野さんの退職記念論文集です。あまりない形式かもしれませんが…。
喪男の社会学入門 (アフタヌーンKC)
カラスヤ サトシ 千田 有紀
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アフタヌーンKCから出ていますが、いちおう対談本です。 もちろんカラスヤさんのマンガもふんだんに。
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ヒューマニティーズのシリーズのなかの1冊です。いちおう「高校生にもわかるように」書いたのですが、どうでしょうか? でもですます調で、わかりやすくを心がけています。
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リブという“革命”―近代の闇をひらく (文学史を読みかえる)

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  『資料 日本ウーマン・リブ史』について書きました。これは珍しく、思っていることを存分に書けた気がします。   画像がでませんが、戦後核家族論について書きました。
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ポジショナリティ論について書きました。いろいろあって、少し舌足らずかもしれません。今ならもう少し違ったように書けると思うのですが、そのときにしか書けないものもあるのかなとも思います。
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ネオリベラリズムとフェミニズムについてまとまったものを書いたのはこれが初めてでした。 「戸田貞三『家族構成』」、「有賀喜左衛門『日本家族制度と小作制度』」、「中根千枝『家族の構造』」について。渋いところですけど、面白いですよ。
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ラジオ講座のテクストです。とにかく綿密にチェックしていただいて、びっくりしました。かなりじっくり書きました。
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