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この夏の抱負

(2009-07-26)
今日はオープンキャンパスで、わたしも相談員を努めてまいりました。
たいして「相談」には載れなかったのですが、でも去年からの強制的なOJTのお蔭で(?)、それなりにはよどみなく、武蔵大学のシステムについてお話できるようになったなぁという気がしました。社会学についてはどうかわからないけど(笑)。

本当にこじんまりとした大学ですが、きちんと勉強したいひとには、お勧めです。
かなり労力を割いて地味にゼミ&卒論指導をやっているので、本当にびっくりしますが。

池袋がターミナル駅というイメージ(江古田)がありますが、新江古田もあるし(大江戸線)、新桜台(有楽町線→副都心線)も近いので、新宿、渋谷をターミナル駅にもできるし、JR中央線からはバス(高円寺からだと10分。本数は少ないけど。中野からだと20分くらい)、西武新宿線も同様にバスがあるので(野方からだと5分くらい? 新井薬師10分)、交通の便は割といいです。あんまり知られていないけど。

さて、大学のPRはさておき。
やっと夏休みです。
今年の夏は、アメリカ社会学会にも行くのですが、それ以外は(NHKのラジオのとり直しと)…本を書きます。
今まで溜まっていた約束をとりあえず全部果たして、身軽になる予定。

とくに岩波書店のヒューマニティーズのシリーズは(『女性学/男性学』)、宣伝はもう打たれているので、きちんと終わらせます。春休みに書こうと思ったのですが、今年は職場で1年目ということもあり、無理でした。残念。

振り返ってみると、今まで、なんと就職してから、とくにアメリカから帰ってからの業績のないことかと思い、わたしよりも年下のひとが本をちゃんと出版しているのに、「本当になーにやってたんだろーなー」と思います。自分なりに原因はわかっているのですが、研究者として本来一番生産的であるべき時期を、無為に過ごしたことを、本当に悔しく思います。

書きたいものも、書くべきものも、自分の頭のなかにあったのに、自分の使命を果たしてこなかったなぁという気持ち。とくに社会学は時代とシンクロする学問ですから、機会を逃すことで、意味がなくなってしまう原稿もたくさんあったのです。書いては消し、書いては消しのまま、完成させずに、放ったらかされてきた原稿の多さに、自分でも馬鹿じゃなかろうかと思います。

例えば原稿の50枚って、10枚×5もしくは15枚×3+αでしかない、たったそんな枚数なのになぁ…。
心理的にはその100倍ほどに感じられていたのでした。

宣言しないとやらないと思うので(宣言してもやらないかも知れませんが、それは格好悪いので)、今後きちんとしたかたちにするものは、少なくとも

・社会学とは何かという理論書
・ジェンダー論のテキスト
・家族社会学で研究してきたもののまとめ
・ジェンダーと植民地主義で研究してきたもののまとめ
・性について思考するということについて(←『女性学/男性学』)
・ボーイズラブ分析

で、できるだけ早く片をつけたいと思います。
(自分で勝手に思っているだけですけど)。

今年は日本社会学会でも10年ぶりに発表するし(今まで、学会はシンポや司会以外、積極的にやってこなかった)、家族社会学会でも「家族社会学のこの20年」について発表させてもらうし、上手くいけば一回は英語でも発表します。

自分でも、そういえば研究が好きで、この仕事をしていたんだよなぁということを思い出す昨今。
結局のところ、好きなことだけやれればそれで幸せだなぁという当たり前のことを実感します。
自分の良心にしたがって、仕事がしたいです。

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今まで書いた論文の一部を紹介します
日本型近代家族―どこから来てどこへ行くのか
千田 有紀
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日本の近代家族について。ここ10年ほど書きためたものと、1990年代以降の変化を踏まえて日本の近代家族をどうとらえればいいのかの書き下ろし。
上野千鶴子に挑む
上野千鶴子に挑む
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勁草書房
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いちおう上野さんの退職記念論文集です。あまりない形式かもしれませんが…。
喪男の社会学入門 (アフタヌーンKC)
カラスヤ サトシ 千田 有紀
講談社 (2010-09-22)
アフタヌーンKCから出ていますが、いちおう対談本です。 もちろんカラスヤさんのマンガもふんだんに。
女性学/男性学 (ヒューマニティーズ)
千田 有紀
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ヒューマニティーズのシリーズのなかの1冊です。いちおう「高校生にもわかるように」書いたのですが、どうでしょうか? でもですます調で、わかりやすくを心がけています。
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  『資料 日本ウーマン・リブ史』について書きました。これは珍しく、思っていることを存分に書けた気がします。   画像がでませんが、戦後核家族論について書きました。
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ポジショナリティ論について書きました。いろいろあって、少し舌足らずかもしれません。今ならもう少し違ったように書けると思うのですが、そのときにしか書けないものもあるのかなとも思います。
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ネオリベラリズムとフェミニズムについてまとまったものを書いたのはこれが初めてでした。 「戸田貞三『家族構成』」、「有賀喜左衛門『日本家族制度と小作制度』」、「中根千枝『家族の構造』」について。渋いところですけど、面白いですよ。
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ラジオ講座のテクストです。とにかく綿密にチェックしていただいて、びっくりしました。かなりじっくり書きました。
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