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Coming back from San Francisco

(2009-08-20)
日本に帰ってきたら、酒井法子と地震とインフルエンザ流行がすごいニュースになっており(酒井法子は出国前からなので、なんとなくフォローしていますが)、ちょっとびっくりですが、アメリカ社会学会参加に参加して、あとは大学の聞き取り調査に行ってきました。

アメリカ社会学会は意外な方々にもお会いして、とても楽しかったです。今年は、大きな企画としてはオバマとファミリー関連と、コスモポリタニズムについてに出ましたが、オバマに関しては、「怒れる黒人」というアメリカ社会の表象がとても興味深かったです。コスモポリタニズムは、ベックやサッセンが登壇し、ドイツ人ベックのために、かなりゆっくりとした英語でお話してくれたため、とても理解しやすかったです。この手のコスモポリタニズムの話がアメリカVSヨーロッパの文脈で議論を戦わされても、日本はどこにも位置づかないんだけどなぁということをしみじみと思わされましたが…。

それ以外のパネルはもう少し家族関係のものに出るべきだったなと反省しました。アメリカでは、言語の壁もあるため、実証的な研究のほうが面白い。理論的な研究はそれほど日本と事情もレベルも変わらないために(発表時間も短いし)、それほど認識利得はないのです(本当に新しいことだったら、恐らく英語で聞きとっても理解は深くならないし)。来年以降の反省点にしよう…。

大学の聞き取り調査は、主に性暴力への取り組みですが、それはもう本当に有意義でした。しかも、「こちらこそモノリンガルでごめんなさい」とかいってくれたりして、とても優しい対応にも心温まりました。流石カルフォルニア…!!

カルフォルニアは、東海岸とは全然違い、アジア人も多く、「外国人扱いされている…!!」と思う瞬間が今回は一度もなくて、本当にびっくりしました。東にいると一日に何度かは、「これが差別というものなのだな」と感じることが多いのですが(そもそも東洋系が少ないし)、今回は、カルフォルニアののんびりしたペースで、お店でも何でもそもそもお客にもゆっくりと簡単なセンテンスで話しかけることが徹底されていて何だか地元で暮らしているかのような気分が味わえました。いや、東でも暮らしていたのですが、そのときもずっと「わたしはたまたまここにすれ違っている異邦人」という気がしたので。

水村美苗さんの『私小説 from left to right』をNYに滞在中に読み、そのなかで、「わたしたち姉妹がもしも西海岸に住んでいたらかなり違っただろうね」と語りあう件があり、そのときも「そうだろな」とは思ったのですが、アジア系やラティーノに交じってむしろ白人のほうがマイノリティのサンフランシスコで、「もう全然違うアメリカ経験だろう」と実感しました。今回は偶然、伊藤比呂美の『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』をもっていき、カルフォルニアのじりじりするような底抜けの暑さを重ね合わせて読めてとてもよかった。

とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起
伊藤 比呂美
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何よりもカルフォルニアでは、カフェでアジア人とラティーナが話していたり、白人とアジア人がいたり、いや、本当に当たり前のことなんですが、学生やインテリ以外でも、異人種間で親しい付き合いがあるのだという感じにびっくりしました。NYでももちろんあったんでしょうが、異人種が個人的に親しく親密にしている光景に、相当違和感があるのも変かな? でも不思議な感じがしました。

うーん。肝心の調査のことから論旨が外れてますが、それはまた今度。2週間も日本語を書かないでいたら、どうやっても言葉が上滑りしているような感覚を拭えません。これからちょっと、原稿に集中させて貰う予定なのですが、大丈夫かなぁ…。心配。いつもはなんだかんだと書きものをしているものなんですね。

あ、そうそう。『in touch』読んでいたら、ありました。out of the blueという表現。気がつかなかっただけなのか。
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日本型近代家族―どこから来てどこへ行くのか
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日本の近代家族について。ここ10年ほど書きためたものと、1990年代以降の変化を踏まえて日本の近代家族をどうとらえればいいのかの書き下ろし。
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いちおう上野さんの退職記念論文集です。あまりない形式かもしれませんが…。
喪男の社会学入門 (アフタヌーンKC)
カラスヤ サトシ 千田 有紀
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アフタヌーンKCから出ていますが、いちおう対談本です。 もちろんカラスヤさんのマンガもふんだんに。
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ラジオ講座のテクストです。とにかく綿密にチェックしていただいて、びっくりしました。かなりじっくり書きました。
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