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組織について

(2009-09-24)
民主的な組織運営って何なんだろうなぁと思うことが多々ある。大学ももちろん組織で、教授会が最終決定機関でないところは多いので、なかには教授会で話し合われたことが理事会にまったくあがらなかったり、たんなるガス抜きどころか揉め事しか作っていなくて、それなのに、結論だけはきちんと前もって決められているのに延々と会議だけは長い大学などあり、そういう時間の使い方って本当に虚しいと思う。それなら上意下達方式のほうが、粉飾されていないだけ、嘘がないかもとも、一瞬思ってしまう。

ときどき、「俺は教授会には、一切出ないんだ」ということを偉そうにひけらかす発言があるけれど、それって、自慢することかなぁ?といつも思う。好きな研究と授業だけやっていたいというのは本音かもしれないけれど、他人に組織運営を任せていて自分だけが美味しいところを採りたいって、どういうことなんだろう。形式だけでも学問の自治とか、信じていないわけ?と不思議でたまらない。同じ組織で働いている同僚に対して、どういう風な倫理をもっているんだろうなぁとも。もちろん、そういうひとは、そういう発言によって、大学運営のあり方とかにプロテストしているのかもしれないけれど、決まって高偏差値大学の大学の先生なので、相対的にいろいろなことに恵まれていて、自分の地位がなくなったり、脅かされたりする恐れなどがないんだろうなと、憶測してしまいます。

まぁそんなことは他人の生き方なので、わたしがどうこういうことではないし、今の同じ組織にそういうひとはいないので、ブログに書くようなことでもないんですけど(笑)。会議は長いけれど、ちゃんと話し合うプロセスにも意義があると思えるので、ぐったりと疲れる感じはあまりなく、満足しています。

それはさておき。組織なんですけれど。大学よりももっと、ある特定の価値に基づいてその価値を実現するために存在している組織の場合、「公平」で「民主的」な組織運営を心がけて、ピラミッド構造を作らないように努力することがあります。小集団では、できればそれがいいんだろうなぁと思うのだけど、これが、大きな組織になってきたときに、難しさが発生するなぁと思う。具体的には、その組織で要職を担うひとが「権力者」と批判されたり、とても効率の悪い組織運営しかできず、みんなの時間を膨大に食っていくとか、そういうような問題が起こることがありますよね。

こういうのってどう考えればいいんでしょうかね? みんながみんな時間があるわけでもないし、でも民主的にやろうと思っていると、みんなが膨大に時間を割かなきゃいけなくなるし…。

わたしは当たり前ですが、組織がある程度組織として体をなすことは必要だなぁと思っています。たいていそういう組織はたいした「権力」があるわけじゃないんですけどね。信頼関係のなかで誰かに「役割」をお願いする。頼まれたひとは「役割」をこなす、ことのほうが、ときとして、権力に歯止めがかかると思います。実際には何某かの構造を作らなきゃ動かないのに、組織を組織していないかのような欺瞞からはじめるべきじゃないと思う。他のひとは、役職者が「役割」から逸脱したりした場合は異議申し立てをすればいいのだし、その代わり「役割」は権力(?)と義務の体系でもあるのだから、無償で「役割」をこなしてくれているひとに、感謝も忘れるべきではない。本当にある権力関係をないかのようにするよりは、組織における権限を決めておいたほうが、かえって健全な関係が築けるのではないかなぁと、わたしは思います。

なんだか取り留めなくなりました。いつもですけど…。
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